近年ではメンズ地下アイドルによる事件や逮捕事例が数多く発生していることをご存じでしょうか?
SNSの普及により、誰でも簡単にメン地下アイドルと接触ができる機会がある中で、危険な推し活が、今問題になっています。
当記事では「メンズ地下アイドルの事件・逮捕例」について詳しく解説します。
また、メンズ地下アイドルに応募する人に向けて危険な事務所を見分けるコツを紹介します。
メンズ地下アイドルの逮捕・事件は増えている?
メンズ地下アイドルとは、大手の芸能事務所には所属せずライブハウスでイベントを行ったり、繁華街や路上でSNSの勧誘を行う男性アイドルグループで、略して「メン地下」と呼ばれています。
メン地下は、テレビに出ているようなアイドルとは違い、とても身近に感じられる存在のため熱狂的な女性ファンは多く、都市圏を中心に人気が高まっています。
特にSNSで直接リプでやり取りができたり、ライブや路上でも直接触れ合えるなど、承認欲求を満たしたいファンが急増しているのも事実です。
そんなメンズ地下アイドルですが、近年、過激なライブ会場でのイベントや、グッズ購入費や推しとの写真撮影にのめり込むファンの『推し活』が問題視されています。
実際問題として「メンズアイドルの逮捕・事件」は年々増えています。
警視庁が発表した保護者からのメン地下に対する相談件数は、2022年から23年にかけて40件から約100件と倍増しており、メン地下の推し活をするために、金銭トラブルに巻き込まれるケースも増えています。
メンズ地下アイドルが逮捕された事件を紹介!
ここでは、実際に過去に怒った地下アイドルの逮捕事件について解説します。
アイドルグループ「蒼天」の翼と、「時雨」伊織が逮捕
2023年1月、メン地下アイドルとして活動していたアイドルグループ「蒼天」の翼こと田辺稜弥容疑者と、アイドルグループ「時雨」で活動していた伊織こと本田孝一朗容疑者は、当時15歳と17歳だった女子高生にみだらな行為を行ったとして、東京都青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されました。
元々コンカフェで働いていた二人ですが「売り上げを上げればアイドルデビューできる」ということを女子高生に伝えていたようです。
カフェ内には「VIPルーム」と呼ばれる場所があり、そこで「女子高生とみだらな行為」に及びある酒「ホスト的な売り方」で売り上げをあげアイドルデビュー。
女子高生は田辺容疑者から『付き合おう』と言われていたそうです。ですが、金を払って会う、という関係は変わらず保護者が警察に相談したところ事件が発覚した模様です。
参考リンク:文春オンライン
コンカフェ・アイドル両グループの運営は同一で、このあとでも紹介する「NAプロモーション」でした。
SNS上では「別のグループでも事件を起こすというのは、運営や事務所の運営方針に大きく問題がある」と当時騒がれていました。
そしてまた事件が起きます。
芸能事務所「NAプロモーション」の社長と最高顧問の2人が逮捕
2024年1月、社長の栗田竜之介容疑者と同社最高顧問の畑中卓也容疑者は、同社所属のメン地下アイドルに対して、当時17歳だった女子高生の胸を触ったり卑猥な言動をさせた疑いにより、東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。
運営するグループのメンバーが複数人逮捕されたあとに、運営そのものが逮捕されました。
かなり過激なサービスを行っていたことが想像できます。
メンズアイドルというよりも「過激なホスト売り」であった証拠だともいえるでしょう。
<h3>「LOVE↩SHOT」所属の劉天昊によるわいせつ行為
2024年7月、警視庁は中国籍で4人組メンズ地下アイドルグループ「LOVE↩SHOT」のてんこーの呼び名で活動していた劉天昊を逮捕しました。
同年5月に当時15歳の女子高生を新宿歌舞伎町のホテルに連れ込み、同意を得ずにわいせつな行為をしたためです。
事件は、劉天昊容疑者が池袋でビラ配りをしていた際に知りあい、その後ダイレクトメッセージから事件当日に至ったとのことです。
こちらのアカウントが公式かと思われます。不起訴、罰金刑なしで釈放されたとのことですがその後報告がないため審議は不確定だといえるでしょう。
メン地下はなぜ逮捕されてしまうのか?
売上を上げるために過激なサービスを行ってしまう
「売上至上主義」のグループであった場合、ホスト的な売り方をせざるを得なくなります。
またメンバー個人が「収入を得たい」という思いが強ければ、「過激なサービス」を行う人が出てくるのは必然だといえるでしょう。
ホストであれば「大人同士の合意の上」で済まされますが(済まされず客から刺されるケースも枚挙にいとまありませんが)、メン地下の場合は「未成年」がファンとしてライブに来ることがあります。
18歳以上でないと入店がそもそも出来ないホストと比べ、お客(ファン)の年齢層は明らかに低いといえるでしょう。
そんな中で「年齢確認」を行わず(行っていたとしても偽られてしまう)過激なサービスをしてしまうケースは決してないとは言い切れません。
ホスト的な売り方をする「メン地下」の構造的な欠陥であるともいえるでしょう。
事務所の方針
そもそも事務所自体の方針が「多くの人にライブを見てもらって、ライブ自体の収益やグッズ販売で収益を上げる」のではなく「お金を持っているオタクをターゲットにし大量に貢いでもらう」という方針だった場合、必然的に「サービスの質」は変わってきます。
当然「オタクが喜ぶこと」を重視する過激なサービス内容になっていきます。
そうすると「アイドル」とは名ばかりで、実際は「お酒」が「チェキ」に変わっただけの「ホスト」と変わりない状況が生まれてしまいます。
それがいいのか悪いのかは、程度の問題にもよりますし全てを否定するつもりは筆者はありません。
ただ、そこで過激なサービスが生まれトラブルになってしまうのは「個人の問題」ではなく「事務所全体の方針がそもそも間違っていた」ともいえるでしょう。
メンバー個人の資質の問題
メンバー個人が「女性を蔑視している」「売り上げをあげるために手段をいとわない」という資質を持っている場合もあります。
メン地下ではもちろん「自分に好意を持ってくれる女性と会う機会」が多いです。
その際に「女性をコントロールして自分の欲望を満たしたい。そのために法的には危なくても強引な手段を取る」選択をしたとしても不思議ではありません。
それが「女性に危害を加える」「過激なサービスを取る」ことにつながってしまいます。
そういった「メンバー個人の資質」を抑えるための状況が整備されていないことが比較的多いのも、トラブルが起きやすい原因だといえるでしょう。
推し活で事件・トラブルに巻き込まれないようにするには?
過剰なサービスを行っているメン地下を応援することは避ける
過剰なサービスを行っているメン地下のライブに行くのは避けるようにするのが自衛手段の一つです。
トラブルになる大変の原因は「一人のファンから大量に金銭を巻き上げるホスト売りのサービス」をしていることです。
もちろん「ホスト売り要素が0のメンズアイドルグループ」を見つけることは難しい(というかない)ですが、「メン地下であっても過剰な接触ができない」グループを応援することで大半のトラブルは回避できることでしょう。
また「ライブ会場に男性が入れない」という場合、「ホスト売りをしているグループ」の可能性が非常に高いです。
メン地下に通っているヲタクの中には「ライブ会場に男性が入れないグループには行かないようにしている」人もいます。
そういう売り方をしているグループは「やはりそれだけ危険性が高い」ということです。
トラブルがあった事務所の系列グループには注意する
過去にトラブルを起こしていた事務所だからといって、今もそうであるとは決して限りません。
現在は改善をしている事務所もあるでしょう。
ただ「企業として迷惑をかけたことへの謝罪」「改善点の告知」があり「評判をよくしようと行動している」ことを調べた上でライブに行きましょう。
何も体質が変わっていないのにライブに行くのは非常に危険です。
被害にあったとしても「被害者なんだから法的な罰則はない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、SNSで事件が話題になれば「被害者の自分の情報」が出回ってしまいます。
今後の推し活だけでなく社会生活にまで影響が出る可能性があるでしょう。
ライブに行く事務所・グループはきちんと見極めたうえで楽しむことをおすすめします。
メン地下になりたい人へ【事件・トラブルを避ける方法】
過去にトラブルがあった事務所でないか調べるようにする
過去にトラブルを起こしたことがない事務所かどうか調べてから、オーディションにのぞむようにしましょう。
また面談時に「過去のトラブルをSNS上で見たけれど、それを踏まえて現在はどういったところを改善しているのか」聞くのがよいです。(聞きづらいとは思いますが)
そこに対してごまかしたり、怒ったり、改善点を答えられない事務所に所属するのは非常に危険です。
運営が同じ・関わりのある系列グループにも注意する
過去にトラブルを起こしていないグループといえども、運営が同じだったりトラブルを起こしたグループと関わりがあるグループの場合も注意しましょう。
グループとしての体質が同じであればまたトラブルが起きる可能性があります。
トラブルが起こりニュースになるのは氷山の一角です。
ニュースにならないまでも摘発されたり、警察沙汰になったりしていることは水面下でたくさんあります。
事前に情報を調べたり、前述のように面談時に現在の状況を聞くようにしましょう。
トラブルに遭ってからでは遅いです。
実際にライブ会場に足を運んでみる【おすすめ】
実際にライブ会場に足を運んで特典会の様子も見ることで、現在の状況を直接知ることができるでしょう。
そこで「過剰なサービスがあったり」「危険は雰囲気があったり」「そもそもライブ会場に入れない」という状況だと、「ホスト売りをしているアイドル」の可能性が高く赤信号です。
何度も言うように「ホスト売りをしているアイドル」を否定するつもりはありません。
ただ、一撃で社会生活が終わるリスクを避けたい・お金も大事だが有名になりたい気持ちが大きいようであれば、ホスト売りをする・させる事務所をそもそも選ばないのが賢明なのも事実でしょう。
危険な事務所を避けたい方におすすめ
筆者自身も「メンズアイドルの事務所」を運営しています。
チェキ販売による収入がメインであり、他のメン地下と同じようにプリ同(デート特典)も現在設定はしています。
ただ、そこでホスト売りを強制する気はありませんし、将来的にはなくす予定です。
現在、トラブルになってもおかしくない過剰なサービス内容は全て排除しています。
「ファンが喜んでくれる行動」を追求し、「チェキ撮影時には過度な接触以外のサービス」「特典会ではなくライブを楽しんでもらう」ことに重点を置いています。
そして「ホスト売り」ではなく「多くの人に来場してもらえるような活動形態」を現在取り入れています。
もし「メン地下は過度な接触が多くて大変…」だと感じている人がいれば是非一度当事務所にご応募ください。
「ホスト売り」ではないので「大きく稼げる」と大手を振っていうことは出来ませんが、「発信力を高めて多くの人に来場してもらい収益をあげる」という価値観で活動しています。
公式ラインは下記です。みなさんのご応募を楽しみにしています。
まとめ
メン地下では事件やトラブルが起きるケースも少なくはありません。
ただ、それは事務所の方針であったりサービス内容に起因する構造的な問題の場合がほとんどです。
これからメンズアイドルになりたい人は当記事で紹介したい内容を踏まえオーディションや面談に参加してみてください。
メンズアイドルのオーディションに応募する上での注意点・失敗しない方法は下記の記事でまとめています。
収入事情についても赤裸々に解説しています。
必読となっておりますので、是非参考にしてください。